2025年4月12日土曜日

付与率は小数点が面白い・・・のです

 デフォルトのスケルトンに関係しそうな情報は大体抑えたのかな?

そうすると、わりと使うテクニックについて、ちょっとずつ突っ込んだお話になっていく事になると思うわけです

で、今回は付与のお話です

付与親のボーンの回転、移動が

付与率倍で

付与を受けるボーンが動く

のが付与なわけですが、ちょっと気を付けないといけない事があります

付与率が整数倍なら気にすることはありません

付与倍率が1なら付与親と付与ボーンの動きはほぼ同一ですし、2倍、3倍ならその倍率に従ってグルグル回ります

ステージとか小物配布するよ「エレキキュレーター」いろいろ回れ

ここで配布しているステージとか、ターンアラウンドカメラボーンとかはMMDエンジンの代替え構造として大倍率付与を利用しています

このあたりは、先にここで説明していたりしますので興味があればどうぞ


付与率に少数が含まれる場合

これが一癖あるわけです、付与親の回転が180°を超えると、付与を受けるボーンが巻き戻ってしまいます

これはMMDモデルが3DでXYZなので行列式で計算を簡単にしたいのでフーリエ変換とかしているので180度以上の角度でちょっち癖が出るのが原因です

付与親が0~180度までの回転では付与ボーンは素直に付与倍率に従って回転します

付与親が180度を超えるとマイナス方向にジャンプします

付与親が更に回って0になると付与ボーンも0になって帳尻を合わせる動きになります


歯車を嚙合わせるように付与をする場合

1回転する付与親の親歯車と付与率10倍で回る子歯車←これは出来る

10回転する付与親の親歯車とその0.1倍で回る歯車←これは工夫が必要になる

こんな事になるわけです


この巻き戻りは厄介な動きに思えるのでしょうが、実は結構便利に使われていたりします


■捩じりボーン

これは、腕やひじを捩じる時に雑巾絞りで千切れそうになる事を、巻き戻りを利用して回避するの仕掛けになります

普通にモデルさんに組み込まれていますよ


■繰り返し構造

ある範囲でループする素材をシンクロさせて移動し続けるようにみせる仕掛け

尺取虫構造と巻き戻りを組み合わせてあげると

ステージとか小物配布するよ「エレキキュレーター」いろいろ回れこの動画の1分35秒あたりからのチューブ状背景とか、チェーンの回転とか、無限テープとかの表現が出来ます




■クロック構造

ある一定のタイミングで止まる回るを繰り返す構造

これも結構な種類があれいますね、良くあるのは時計の秒針とかです

ワープするタイプの構造はわりと簡単にできますのでレッツチャレンジです

少し凝った事をするとこんな事も出来ますね

これはそのうち配布するつもりはあるので、気長におまちください

動画を作らないとなぁ(==;

0 件のコメント:

コメントを投稿