ちょっと拘ったボーンの仕掛けを作ってみましょう
例として視線IKを上げてみます注視線IKっていう場合もあるのかしらん?
今回ちょっと
今回ちょっとアンニャロメが悪さするんですが、その回避方法として「謎構造」が出てきます(==;
IK細工をしていく時にわりと重要な謎呪文にばりますので覚えておいて損は無いかも?
前置きはここまでで、一番単純な視線IKといえば
頭を親としたIKを1セット
IKの回転を両目ボーンに付与
の恰好でIKを移動させると両目が動く仕掛けになりますね
IKをテーブルに置いたコップとかにくっ付けてあげれば、体が揺れても目がコップを追う様になります
非常にシンプルで練習にもちょうど良いかもしれません
ここからちょっと拘って発展させたものなのが、DONDON式ミクさんの視線IKになります
現在配布終了なのが残念ですが、DONDON式ミクさんはPMXモデル黎明期のモデルさんでありながら積極席にIKを利用した機能を組み込んでいる秀逸なモデルさんだと思います
DONDON式ミクさんの視線IKの拘りポイントは一個のIKを頭と両目に一定の比率で振り分けて付与して頭と目が動くという所になると思います
付与率の基本は合計で1になるようにするのでしょうが、モデルさんによっては比率を調整する必要はあるでしょうね
ここでとてもとても結構重要なポイントが一個あります
IKの親は頭な訳で、その頭にIKの回転を付与させる形なので、回帰的付与になります
MMDエンジンのになる下地が完成なのですよ(==;
ヤバーイ感じになるので対処が必要です
頭ボーンを複製して頭+ボーンに視線IKを組み込んで、頭ボーンを親にした両目に付与をかければOK←こんな感じ
だと思うでしょ?
実はこれだとダメなんですネ
物理演算OFFにすると髪IKがMMDエンジンしてちょっとしたホラーな映像が見られます
物理演算オンリーだとしても何かしらの爆弾を抱える事になりますので対処したい訳です
本当に邪魔者なんですよMMDエンジンはぁあぁ(==)
一見計算順序等に問題が無いのに大暴れしてくれます
対処方法が見つけられなければここでゲームセット、廃棄処分という事になります
ここで謎呪文構造が登場します
私の記憶している限りこの呪文もDONDONさんが発表されていました
親は首で
付与を橋渡しするような恰好で繋ぎます
付与親とは直接の親子関係を切ってレーンチェンジするようなイメージかな?
これでMMDエンジンが暴れなくなります
当時この記述を見つけたときは小躍りしました
MMDエンジンが謎発生する時の対処方法の手法の一つだと覚えてくと良いと思います
頭に髪IKだけでなく、ちょっとした仕掛けをしようとしたときにも使えますからね
で、私が配布した拡張注視線IKのお話になります
頭遅延連動視線IKとか付与率可変型視線IKって名前にしておりました
注視点IK作成用プラグイン配布【PMXEditorプラグイン】でかなり詳しく春原さんが説明してくださっています
基本的な構造はDONDON式ミクさんのものと同一です
IKのLINKが2節になっている所が”ちょっと拘ったポイント”という事になります
IKというのは、LINKの先がIKボーンに向かって動くわけですが、LINKが2個あればその角度を分け合います
ここで、IKの数値設定のクセというか挙動を利用します
先が曲がって用が足りるなら根っこ側はサボろうとする
LOOPが小さいと先調子で曲がる、LOOPが大きいと胴調子で曲がる
というお話はしたと思います
根本側を頭、先側を両目に付与することで、角度を分け合う恰好で視線がIKに向かいます
また目が先に動く感じになります
IKの特徴を利用して頭と両目の付与割合を変化させて、頭と目の付与率の割合がIKの距離で可変出来るんですね
実際の人間の視線の移動は移動距離やその速度、興味の度合いや好意、忌避の感情の動きで頭と目の動きの割合が変化します
そういった細かい所を芝居に組み込みやすくできないかな?というのが当初の発想で実現化したい所でした
プラグインの動画ではあまり触れられていない事で私的には最大の特性「拘りポイント」だと思う所です
IKを極端に近づけると顔を背けつつ視線が行くような感じにもなります
モデルさんによっては眼の動きに制限をかけないと厳しいモデルさんもあるとは思います
そういうとこには角度制限も有効な手段だと思いますが、IKを置く距離とLOOPを調整してみるのも手です
私の配布してるサンプルに組み込んであるので、分岐する髪IKと合わせて現物を見てやってください
紫苑式ミクさんに色々組み込んでおります
頭遅延連動視線IKとしています、名前が揺れて申し訳ないのではありますが、何分埋もれて長いのに定評がある私の配布物ですのでご勘弁いただきたい所です
「こういう感じに動くといいなぁ」を拘ってみましょう
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