”あんりみてっど ぼーん わーくす”ってブログですから、モーフと言ってもボーンモーフを中心にお話を進めていきたいのですが、モーフは様々な組み合わせを行う事で本領を発揮すると思っております
ですから、他のモーフの紹介を軽くしない訳にはいきません
ちょっと長めになりそうですので、とりあえずの前編でザックリモーフの種類の紹介です
PMXモデルのバージョン
あまり意識されていないのですがPMXモデルにはPMX2.0とPMX2.1のバージョンがあって、PMX2.1には追加されているモーフがあります
PMX2.1の専用モーフがあるモデルをMMDに持って行ってもモーフは有効に機能しません
PMXEでモーフリストに「新規モーフを追加」でタブに出るモーフには6種(頂点、UVの種を別とするなら7種)あります
頂点モーフ/UVモーフ
ボーンモーフ
インパルスモーフ
材質モーッフ
フリップモーフ
グループモーフ
このうちインパルスモーフ、フリップモーフはPMX2.1のモーフですので共通のモーフから先に軽くお話をします
頂点モーフ
表情モーフや小物の拡大縮小等に良く使われています
小物の出し入れとかでも良く見ますね
実際に表情モーフを頂点モーフで作るとなると結構な手間がかり、下手な頂点編集をすると簡単にモーフが壊れてしまうので少し敷居が高いモーフでもあります
自力で表情モーフが編集できるかどうかはモデラーさんにとっての一つの壁でしょう
私は・・・一応で出来ますよ(目をそらし)
手前みそではありますが、【第18回MMD杯本選】「天月りよん」さんに舞っていただいたでUTAUの天月りよんさんのモデルを配布しています
天月りよんさんは大葉式テイさんからの改変モデルなのですが、少しでも元のイメージに近づけたかったんでまつ毛や目元を弄ったらモーフが崩壊しまして
表情モーフはすべて再構築しました
UVモーフ
アクセサリの柄を変えたり、グラデーションを変化させたりするのに使えるので、ステージや小物、スペアナとかで良く見るモーフではないでしょうか
あるポリゴンに割り振られているテクスチャのUVを変化させてテクスチャの表示を変えるモーフになります
瞳のテクスチャをUVモーフで切り替えているモデルさんもありますね
ボーンモーフ
このブログだとこのモーフをメインで解説していく事になるモーフになる予感がするモーフです
指定したボーンの移動、回転をモーフにします
ぶっちゃけるとボーンモーフで出来る事はボーンの操作で出来る事です
それでも、複数のボーンを纏めて変形をさせるのに便利なので、武器を握るアクションが多いモデルさんだと、手のポーズをモーフ化しておいてもいいかもしれません
目元、口元、眉などに多数のボーンを配置して表情のモーフを作っているモデルさんもありますね
実際のアニメーションだと口元や目元等は歪めて表情を作っている事も多いので、モーフの構築には手間でしょうが、大きな表情を作りたいときとかに有効な仕様だと思います
私が作るモデルのちょっとした仕掛けにもよく使います
応用編は後程お話させれいただきますが、話が濃く鳴りすぎないかが心配な所です
材質モーフ
材質、テクスチャのベース色3種と透過度、エッジを変化させるモーフですね
ALの発光強度の調整とか色目の変化とかで良く見るのではないでしょうか
数値の指定と計算方法で効きの変化量を指定して設定します
加算と乗算の指定が出来るので、使いたいモーフに都合の良い方を選ぶことになります
グループモーフ
PMXEでは同じ種類のモーフを統合して一個のモーフにすることも出来るのですが、それとはまたちょっと違いがあります
複数多種のモーフを一纏めにして作用させるモーフで、それぞれのモーフが作用する比率も指定が出来ます
材質モーフAを60%、材質モーフBを100%、ボーンモーフAを50%、ボーンモーフBを70%、頂点モーフを100%
こんな構成のモーフをグループモーフに纏めるような使い方が出来るわけです
細かなモーフを組んでおいてグループモーフにしてしまうような作り方が楽なんじゃないでしょうか?
PMX2.1専用モーフ
6種の内モーフの内、インパルスモーフ、フリップモーフがPMX2.1(MMM)専用モーフです
MMM専用のモーフなのでMMDユーザーには馴染みが無いとは思いますが、この2種のモーフは非常に魅力的なモーフです
インパルスモーフ
インパルスモーフは剛体に継続的に力を加えるモーフでMMM版の継続回転機構として使えます
変な設定の余分な構造を必要としない継続回転機構が組めるという事です
MMDの物理エンジンがバージョンアップしてインパルスモーフが有効になれば余計な構造を無理やり組み込むMMDエンジンは不要になるのですが、なかなかそういう事にはなってくれません(私はMMDエンジン消えて欲しい派です)
フリップモーフ
多数多種のモーフを纏めて作用させる事が出来るのは、グループモーフと同様なのですが、フリップモーフは複数のモーフを順々に処理して一つながりのモーフを作ります
モーフAの処理→モーフBの処理→モーフCの処理のような流れです
グループモーフは同時
フリップモーフは順次
という違いですね
グループモーフも組み込めますし、グループモーフにも組み込めます
私ならメカ物の変形合体や、スイッチやキーボード関連とかのモーフとかで使いたいところです
この2つのPMX2.1専用モーフは本当に魅力的なモーフなので、MMMを使う前提のモデルのセットアップなら積極的に使ってみると面白と思います
凄く大雑把モーフの種類を紹介させていただいた訳ですが、”ここのところモット詳しく”とかリクエストとかあれば今後も対応を検討していきます
ご意見、ご要望ありましたらXなり、ココのレスなりに書き込んでやってください
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